『鈴なり星』の雑記

こちらは『鈴なり星』の平安時代物語や創作小説以外のブログです

『戦国アンジェリーク』


『戦国アンジェリーク 羽鳥まりえ(絵)
       エンターブレイン¥620』

コミックスです。とりあえず一巻だけ買ってしまった。
今さらアンジェ。しかも守護聖が戦国武将。
ネオロマンス全盛当時は、公式で出回っている書籍はほぼ読み倒しましたが、この期に及んでまだ新作アンジェが出るとは驚きです。ちょっとドキドキ。

裏表紙にあらすじが書いてあって、
「戦国乱世に平和をもたらすべく、織田アンジェリーク信長があざやかに駆ける」
織田・アンジェ・信長。ぶww

乱世に終止符打たせるなら、むしろ徳川アンジェリーク家康でもいいと思う。あーキャラ設定、徳川家康はマルセルなの。んで豊臣秀吉はゼフェル。これってやっぱ、

ゼ『オレに任せな!鳴かねーんならオレが鳴かせてやるぜ!』
マ『かわいそうだよゼフェル!世話をしながら気長に待とうよ。必ず鳴くよ』

のイメージだけで役を決めましたって感じ?
戦国武将に守護聖のミドルネームが可笑しくてたまりません。

信濃国をめぐって幾度となく戦い続ける武田ジュリアス信玄と上杉クラヴィス謙信(笑)。
武田騎馬軍団と、乗馬が趣味のジュリアスを引っかけましたってか。
愛と熱意と対話で2人に平和を説得する織田アンジェリーク信長。熱意のゴリ押しぶりが松岡修三のよう。アンジェを織田役にした理由がさっぱりわかりません。

内容の感想は、そうですねー「読むんじゃなかったチクショー」でも「やっぱネオロマンス最高」でもなく、
「自分の心の中にネオロマンス燃料がそれほど残ってなかったナー」
と再確認できたことぐらいでしょうか。
(↑これはこれでわりとガッカリ)

改めて感じ入ったことは、
アンジェリークという名の集客力ってやっぱすごい!」
という事実。
10年近く経っても、未だにアンジェというだけでこうして買ってしまうヤツがいます。
ネットの感想も正直微妙というのが多かったですが、それでも買ってしまう。うすうすわかってても買ってしまう。
なんというでかい釣り針・アンジェリーク

それよか、コミックスより「戦国アンジェリーク無双」みたいなゲームソフト出してくれませんかね。キレッキレの破壊魔・織田アンジェリーク信長でプレイしてみたい。武田ジュリアス信玄が直江エルンスト兼続を引っつかんで、ジャイアントスイングでブン投げるところとかも見てみたい。
アンジェ無双、わりと真剣に悲願。