『鈴なり星』の雑記

こちらは『鈴なり星』の平安時代物語や創作小説以外のブログです

『火葬場で働く僕の日常』

『火葬場で働く僕の日常 下駄華緒著 竹書房 ¥1100』先日読んだ「遺体と火葬のほんとうの話」が葬儀屋サイドの話なら、こちらは火葬場サイドの話。漫画です。著者の下駄華緒さんは火葬場職員として実際に焼き担当をされているバリバリ現場の方です。制御盤の…

「いちごさん」にそそられる

山崎春のパン祭り2024のサラダボールをようやく手に入れました。スマートボウルっていうんですね。13㎝×5㎝。パン祭り史上一番コンパクトサイズの食器だとか。一人分にはちょうどよいサイズ感。装飾模様まったく無くとてもシンプル。大変気に入ってます。こ…

『遺体と火葬のほんとうの話』

『遺体と火葬のほんとうの話 佐藤信顕著 二見書房 ¥1400』創業90年超えの老舗葬儀社を経営する著者。葬儀手配の現場で長年働いてこられた方の語りは(比較するのもなんですが)実話怪談作家のそれとは全然違って、「気づき」がたくさんありました。そもそも…

満開の桜から絶品のルンダン

天理市役所~天理高校付近の桜ロード。先週ようやく咲き出したかなと思った桜が今日は満開を過ぎてました。ぬくぬくの気温なのでどんどん散っていく予感。 花かげから見上げた桜の空。散歩している人たちが同じようにパシャパシャ写真撮ってる。よく見ると、…

『異職怪談』

『異職怪談 正木信太郎 しのはら史絵 著 彩図社 ¥1200』珍しい職業に就いている方々が、就業中に遭遇した怪異集。前書きでこの本のできた経緯が述べられている『はじめに』が、すでに第一話も同然の怪談になっているのが珍しいです。登場する方々の職業は、…

舌回しで口回りや喉回りを鍛える

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」と問われ、しょうもない習慣ばっかりが頭をよぎる中、「食事直前のトマト」と「舌回し」この習慣はずいぶん前から続けていて、そしてこれからも継続していくつもりの良い習慣かな、と思う。食事は野菜から先に…

『宿にまつわる怪異譚』

『宿にまつわる怪異譚 寺井広樹・正木信太郎共著 イカロス出版 ¥1600』ビジネスホテル、カプセルホテル、ラブホテル、温泉宿、宿坊、キャンピングカー、宿直室など、さまざまなタイプの「宿」での怪談集。自宅とは違う、慣れない宿で妙に神経が冴えて眠れな…

『平安朝 皇位継承の闇』

『平安朝 皇位継承の闇 倉本一宏著 角川選書 ¥1700』平安王朝の天皇の狂気は果たして正当に書かれていたのか、を追求したかなりマニアックな本。このまま傍流で終わるのはいやだ!と野心まんまんな人物が、どれだけ主流をおとしめることに腐心したかが歴史…

コンビニでコーヒーの押ボタンを間違えて思った事

毎回ボタン押すたびに気を付けていたのに本日初めてやっちまいました。コンビニの紙カップコーヒーの押ボタンです。ファミマでブレンドSを購入し、うっかり一番左上のモカコーヒーのボタンを押してしまい「あ”あ”っ」と声が出そうになってしまいました。すぐ…

小学生低学年児のお年玉に驚愕した

近所のドラッグストアに行くのに公園の前を通りがかったとき、公園の入り口あたりで小学生男子が4、5人遊んでいたのです。2年生か3年生くらい?キックボードでぐるぐる回ってる子、子供用自転車に乗ったまま立ってる子などなど。ごく普通の風景の横を通り過…

『いまどきの死体』

『いまどきの死体 西尾元著 幻冬舎 ¥1200』3000体を法医解剖したプロが明かす、幸せな死に方とは。実話怪談系かなと思い購入しましたが、そうじゃなかったです。が、非常に重く厳しく身のすくむような実例と著者の所感がつづられており、多くの人に読んでも…

第51版(第51刷?)の文庫本

久しぶりに本屋をブラブラ。出版社別じゃなく著者別になっている棚で、益田ミリのところでちょっとだけ立ち読みする。益田ミリの文庫本は、未購入の本だけじゃなく、すでに購入して読んでしまった本までパラパラと読んでしまう。読了しているのにも関わらず…

オススメの健康食品を増やすより、何かを減らしてみる

「これを食べたら健康になる」という健康情報を毎日いたるところで目にするけど、それらを真に受けてオススメされる健康食品を食べるより、実は「これは自分の健康には良くないものだ」と日頃うすうす自覚している食品を、一つでもいいから減らしていった方…

『新・紫式部日記』

『新・紫式部日記 夏山かほる著 PHP研究所 ¥1600』フィクションとはいえこんな設定見たことない!とひっくり返るほど大胆な仕掛けがあって、途中からかなり熱中して読んでしまいました。てっきり『紫式部日記』の現代語訳的な小説だと思って購入。道長一族…

『牛車で行こう!』

『牛車で行こう! 平安貴族と乗り物文化 京樂真帆子著 吉川弘文館』表紙の美しい女車は、宇治市源氏物語ミュージアムに展示されている実物大の牛車。ミュージアムで初めて見た時、うおおでかいなーと予想外の大きさにびっくりしました。物見窓なんて見上げる…

『心霊外科』

『恐怖箱 心霊外科 加藤一編著 竹書房文庫 ¥650』ポチッた時にオビの画像なかったんですが、自宅に到着した本のオビのキャッチコピーと紹介文を見て、なんかちょっと不安に。病院で起きた怪異譚を期待しての購入だけど、悪霊怨霊ばかり出てきてそれを知人の…

天理参考館で源氏物語の写本展が開催中です

天理大学附属の天理参考館にて開催中『源氏物語展―珠玉の三十三選』に行ってきました。(写真タップすると源氏物語展に飛びます↓) 市民には見慣れた建物群でも、他県からお越しの方には若干異様さに圧倒されるとか。完全なオープン施設なので安心してくださ…

柿ピューレたっぷりソフトクリーム

天理市のなら歴史芸術文化村という施設内の「まるかつ天理店」さんにてランチ。ここのとんかつは柔らかくて美味しいことで超有名。とんかつ以外も当然美味しいのでうきうきです。今回の目的は、「柿ピューレソースのソフトクリーム」奈良の柿フェアというイ…

とびっきり美味しい『らぁ麺せんいち』

奈良は天理駅すぐそば(徒歩1分)に昨年オープンした「らぁ麺せんいち」さんでランチ。アパレルショップみたいな入口で、とてもラーメン屋さんに見えないおしゃれな店構えでちょっとドキドキでしたが、内装もさっぱりと無駄なものなく清潔で、店主さんはミニ…

何にでも合う万能食品それが納豆

今週のお題「納豆」子供のころは嫌いだったけど、大人になってから好きになる食べ物って誰にでもあると思いますが、納豆は大人になってもダメな、かなりハードルの高い食べ物の一つなんじゃないかな。いつの間にか好きになったとかじゃなく、本人なりに努力…

ベビー母恵夢・秋栗

現在気温32℃。いつまで本気出してんねん夏。そんな中スーパーで期間限定のベビー母恵夢を発見しました。母恵夢はたまに見かけるけどベビー母恵夢は初めて。このシリーズ、期間限定品のどれもがすごく可愛い包装デザインなんですけどそれが眼前に。うれしい。…

アレしたら、ソレあかんで~

昨日から在阪局はTVも新聞もラジオもアレのことばかり。アレした夜の番組編成の変更とか、アナウンサーがうれしそうに言うてる。浮かれて過ごすのはいいけどね。楽しいに越したことはないし。一昨日くらいから前回アレしたときの野次馬たちの蛮行を報道して…

これもコロナ後遺症なのかい?

コロナの後遺症のことなんて読んでて楽しい話じゃないけど、自分が完全回復した時の備忘録として書き留めておこうと思います。7月中旬にコロナ感染。きわめて軽症。他人に感染させる可能性がなくなるまで自宅ですることもなくダラダラ過ごし、その後社会復帰…

La麺 Monna Lisa(ラーメン モナリザ)

La麺 Monna Lisa(ラーメン モナリザ)。川西町結崎に8月オープンしたばかりのラーメン屋さんです。お店の入り口すぐ横に、すごくインパクトのあるモナリザの絵が飾られています。 お店の全景撮り忘れるくらいインパクトある『ラーメン食べるモナリザ』。注…

『事故物件怪談 恐い間取り』

『恐い間取り 松原タニシ著 二見書房¥1400』今から10年以上前、北野誠の『おまえら行くな』で、心霊現象をカメラに収めるまで事故物件に住みづつけろという企画がありました。当時この本にドはまりしていましたが、「北野誠の思い付き企画で…この知らない芸…

『病院で起こった不思議な出来事』

『病院で起こった不思議な出来事 南淵明宏著 マキノ出版 ¥1300』心臓外科の名医が体験した恐怖譚…かと思いきや、著者本人が怖い話を怖い話としてとらえていないのがユニーク。 著者の有する科学知識では説明できない体験と、年間200件超の手術風景での心の…

『忌み地 怪談社奇聞録』

『忌み地 福澤徹三著 講談社文庫 ¥600』怪談社の糸柳氏と上間氏が全国各地のいわくつき物件を中心に取材し、執筆は福澤氏という本。福澤氏は著書の前書きや後書きで「取材は徒労に終わることがとても多くて」とこぼしてばかりで、いやこのぼやき芸が面白く…

『京都怪談 神隠し』

『京都怪談 神隠し 竹書房文庫 ¥650』京都にゆかりのある作家たちによる京都が舞台の実話怪談集。朱雀門出、田辺青蛙、舘松妙、深津さくら、花房観音が執筆。京都、という言葉には抗いがたい魅力があって、それはこの地の文化や歴史がとてつもなく厚い層に…

風俗博物館で平安時代を堪能してきました

京都の風俗博物館で源氏物語世界を堪能してきました。5Fエレベータの扉が開くとババーンと華やかな儀式の場面が広がっています。 藤原道長の三女威子立后の儀のあとの饗宴です。御簾の向こうが中宮・威子。向かって左側に、扇を持った人物が柱に隠れて見えま…

『水辺の怪談』

『水辺の怪談 つり人社出版部編 ¥1089』一般人の釣りマニア18人が体験した怪談集。一般人の投稿とは思えない素晴らしい文章で、恐ろしさがジワジワと伝わってきます。出版にあたってもちろん校正かけてるでしょうが、プロの実話怪談作家に全くひけを取らな…