『鈴なり星』の雑記

こちらは『鈴なり星』の平安時代物語や創作小説以外のブログです

『霊感体質かなみのけっこう不思議な日常2、3』


『霊感体質かなみのけっこう不思議な日常
     吉野奏美著 三栄書房¥1200』
「2」はキズナ編、「3」はダメスポ脱却開運編。

キズナ編は、あの世でも家族を大事に思い続ける霊の話。
ダメスポ脱却開運編は開運を妨げるダメな家や悪い土地の話。

本中のエッセイは普通にいい話もあるんですけど、マンガの方は、もうちょっと脳内の映像を忠実に描いて欲しいところです。例えば花見でトカゲみたいなモノに取り憑かれ、陸上自衛官に扮したかなみ氏がバズーカ砲でトカゲをぶっ殺すシーン。いや本当のところどうなん。こんなネタじゃなくて実際脳の中でどんな風に浄化したのかきちんと描いて欲しいです。

「2」ではかなみ氏は自分の行動やふっと思い浮かんだ感覚をとても大事にし、解決策に結びつけていきます。相談者のために偶然買った紅茶の銘柄に霊言を見つけ、同じく偶然選んだ入浴剤の色にもメッセージを想像する。何でもない「たまたま」な事柄に意味を見出したり何かと関連づけたりできるのが人間の脳の優秀なところだそうです(「超常現象の科学」リチャード・ワイズマン著 文藝春秋」より)。ですから全く関連のない事柄をいろいろリンクさせて相談者が満足行くように導く著者は、優秀なスピリチュアリストではないでしょうか。

購入する際いろいろぐぐってみましたが、クチコミ評価、高評価スゴイっすねー人数多いし。でもそれ以外はネットショップや出版社や同業者っぽいブログくらいで、個人のブログでの評価はほとんど見られず。どーしてなんだろう。大量の高評価とは裏腹に、一般人のブログでは何の関心もなさそう。不思議ですねー。
あと「3」の絵があまりにも雑すぎてビックリ。線が汚い、ハミ出てる。左手で描いたんか?って思た。大丈夫?ダメ絵でダメスポ本描いてもなー。