昨日(8/2)の朝日新聞朝刊の奈良地域ページに、法隆寺クラウドファンディングの終了の報告と、大野正法執事長のお礼コメントの記事がありました。
『1.5億円超の支援 法隆寺CF終了』
法隆寺WEBサイトによると、延べ7453人から1億5697万5千円が集まったそうです。
拝観料の激減で境内営繕費用を募ってのCFでしたが、当時の目標額2000万円を大幅に超える1億円をわずか9日目で達成し、予定通り7月29日に上記支援金で終了。集まった支援金は境内整備費のほか、各文化財の修理にも充てられるようです。
平均して一人当たり2万円くらいの支援金。
この記事見た時、結果としてちょっと高額かなと一瞬思ったけど、何せ返礼品がすごかったんです。
・供養礼(百済観音の足下に支援者たちの名前を奉納)
・限定御朱印入りの限定御朱印帳
・散華
・寺僧の案内による特別拝観
・法隆寺焼き印付き、各時代に修理された廃材加工品
・赤膚焼きぐい呑み その他
他のどの返礼品にもそれほど心を動かされなかったけど、百済観音の足下に名前を納めてくれるという供養礼にはめちゃめちゃ心を動かされました。だって百済観音の足の下に自分の名前を納めてくれるんですよ。お金で買えない価値があるとはまさにこのこと。冥土のみやげ（死語？）になるわ。この超特大の釣り針に釣られた人、すんごく多かったんじゃないかな。法隆寺のあの百済観音が好きな人なら、この一点だけでも支援金出すと思う。
法隆寺がCF始めるというニュースを6月に見た時、あの超ブランド世界遺産の寺がCFで支援金を募りだしたことに衝撃をうけましたが、それと同時に、法隆寺ですらこの状況なんだから他の有名無名の神社仏閣はいかばかりか、ととても心配です。
