『よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技』展に行ってきました。
予想以上にガラガラ。暑さとコロナウィルスのせいとはいえ、ソーシャルディスタンス気にする必要ないくらいの人の少なさ。じっくり間近で見られるけどなんかさみしーい。
正倉院宝物の模造と言っても最高の名匠が何年もかけて、材料手法を当時そのままに精巧に模造した超一級品。品格が伝わってくる作品ばかりです。
原型をほとんど留めず正倉院の奥で眠っている竪琴の再現模造品は、白鳥が羽を広げたような美しさでした。螺鈿細工に使われる夜光貝をどのように切り出して装飾パーツとしてはめ込んでいくか動画で紹介されていたけど、気の遠くなるような細かい作業に驚きました。
染織物は、上皇后美智子さまが育てられた小石丸という日本原産のカイコから作られた超上質の絹や、日本茜というこれまた日本原産の希少なアカネで染められた綾織物など気品あるものばかり。
1300年前の当時のオリジナル品の輝きを堪能できます。
はああ~眼福眼福。
で、入手したグッズはこれです。
「模造 螺鈿紫檀五弦琵琶」のフィギュア。高さ10cm。
裏はこんな感じ。
表も裏もうっとりするほど装飾が細かいです。上部のほっそり具合とか模様の再現性とか、わかる人が見れば実物そっくりすぎてうなるんじゃないかな。
「模造 螺鈿箱」の缶箱。直径9cm。
表面の装飾も本物そっくりで華麗な美しさなのに、さらに内側の錦の色合いまで凝ってるううう。
中に飴が入ってます。みんな味が違ってて美味しさが楽しめます。