『鈴なり星』の雑記

こちらは『鈴なり星』の平安時代物語や創作小説以外のブログです

信貴山朝護孫子寺 その1

半月ほど前になりますが、信貴山朝護孫子寺に参詣してきました。
山の上とはいえ、それほど町から離れているわけでもないのにアクセス悪いです。交通の便が悪いです。最寄りのJR王子駅から一時間に一本くらいしかバス出てないのに利用客の多いこと。全員信貴山参拝客でバス内混み込み。
目的地の信貴山大橋で降り、帰りのバス時刻確認すると、


スッカスカ…どんだけ僻地だよ。てか平日の午前中にも関わらず駐車場が満車。どんだけ人気スポットなの朝護孫子寺。僻地感あるのに大盛況でびっくり。


キトラ古墳と同じスタイルの白虎にご挨拶。
しかし寒い。雪まじりの風がとにかく強い。体感的にはワカサギ釣りかってくらい寒い。


仁王門も雪。


本堂へ向かう階段も雪。強風で雪が斜め45度から襲ってくる。もう身体ガチガチ。
本堂行く途中のかやの木の全景を撮ったんですが、珍しい写真が撮れました。


↑こういう由来のかやの木です。たいへんな長寿の木というだけでも神さまが宿っているようで尊い気持ちになります。


そのかやの木を祀っているかやの木稲荷大明神の鳥居の額が、


見当たらない。写真撮ってるときはかやの木に気をとられててゼンゼン気がつかなかった。額の付け替え中なんだろうけどとても珍しい一枚が撮れました。

 


おなじみの世界一福寅、そして昨年12月20日に披露された虎ポスト。
元は普通の赤いポストでしたが、町おこしのため平群町日本郵便が連携してデザインされたポストです。ポストの上の白虎が可愛い。このポストの実物が見たくて朝護孫子寺にやってきた自分も、平群町の町おこし作戦にまんまと引っかかってしまいました。虎ポストは成福院のそばにあります。他の人たちもこの作戦にたくさん引っかかって欲しいと思います。
その成福院の御朱印がこちら。


そして本堂の御朱印


成福院融通殿の麗筆「如意融通尊」も美しいし、本堂で戴いた「毘沙門天」は宗教絵画のような麗しさです。

ガチガチの寒さでわずかな滞在時間だったけど、ふもとの信貴大橋バス停に向かい始めた頃から、お経の声や「ヤーッ」という掛け声、ドーンドーンという鳴り物の音がお山じゅうに響き渡り、厳しい天候にも関わらずすごい幸せな気分に。信貴のお山が音楽堂のように読経を鳴り響かせているのです。
お山じゅうを駆け巡る読経(しかもすごく良い声)なんて初めて。素晴らしい経験させていただきました。