『鈴なり星』の雑記

こちらは『鈴なり星』の平安時代物語や創作小説以外のブログです

白鳳展@奈良国立博物館

白鳳展、行ってきました。シルバーウィーク直前の平日なので人少ないだろうと思ってたのにかなりの人、人。じっくり真ん前で仏像を拝められると思ってたのにちょっと楽観し過ぎてたわー。

7世紀半ばから平城京遷都710年までが白鳳時代。その時代に大陸から導入された若い宗教=仏教。白鳳の仏さまたちは高度に熟練された後世の仏像とは違い、若々しくて繊細でエキゾチックで情熱的。新しい宗教を具現する仏像を、
「オレならこう表現するぜ!」
と作り上げてる仏師の熱いアーティスト魂が伝わってきそうです。
仏教の萌え始め、青春の入り口。。。それが白鳳仏の魅力だと思うんです。
情報が不足気味の地方の国の仏師たちが「大陸の観音さまてこんなカンジだろか」と日々考えながら、輝くオーラを放つ仏像を作り上げる。ちょっとアレンジしたりとかw
どの仏像もとにかく身体が若い。そして超おしゃれ。ぶっちゃけ言うと、若くセクシーな超イケメンたちがいーっぱい揃ってます白鳳仏。
薬師寺の聖観世音菩薩は超グッドルッキングガイ。ああこんな魅力的な身体してる青年モデルが当時いたなんて。。。とため息出てしまう。すらりと細長い超スリムな観音さまは未成年の美少女がモデルかなあ。いろんな想像をめぐらせるのも楽しい白鳳仏。仏教のさきがけに全国各地でつくられた萌え萌えな仏さまたちをぜひ拝みに来てください。9月23日までです。

あ、27日(日)には猿沢の池で采女祭りもあります。
今日博物館に行く途中の猿沢の池で祭りの準備してました。
なんと竜頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)が池に引き出されてました。


明るい日差しの中のすっぴんの龍頭鷁首
なんて珍しい光景。。。