『鈴なり星』の雑記

こちらは『鈴なり星』の平安時代物語や創作小説以外のブログです

『怪談実話系7』


『怪談実話系7 幽編集部編
  メディアファクトリー ¥552』

シリーズ7冊目って、よほど人気シリーズなんでしょうが、2も含めて結局このシリーズ、好みのタイプじゃなかった。「必ず参上」「贖罪時計」など扱ってるネタ自体があまり好きじゃないし。嫌いなタイプのストーリーと記憶に残らないストーリーだけの本だったなーというのが正直な感想です。

この本の感想はそんなところにあるんじゃなく、東雅夫氏が後書きがわりに書いている「平地人を戦慄せしめよ」という話。遠野物語、特に『遠野物語拾遺』の成立事情について説明されています。この文章が熱いwwとても力を入れて書いています。対象物(この場合は遠野物語拾遺)への愛情が読んでてすごく伝わってきます。
おかげで遠野物語(付・遠野物語拾遺)買っちゃった。
読み手の感情を高揚させる話が後書きだけなんてww