『鈴なり星』の雑記

こちらは『鈴なり星』の平安時代物語や創作小説以外のブログです

昨日に引き続き、薬師寺

 


昨日の梅干しの話に引き続き、薬師寺巡りの話です。
鮮やかな色の西塔を以前ブログに載せましたが、今日は東塔です。
右下のテントの中から心柱や天井壁画を眺めることができます。
左に西塔。うーん本当に美しいツーペア。
精巧で繊細な寄木細工のような外観。東塔は白壁と落ち着いた木の色の対比がエレガントでほれぼれする。青と丹の色が美しい西塔も、何百年か後にはこんなシックな色になっていくんですね。

で、今回初めて気づいたのが水煙のこと。
なんとなく半楕円形の鋳物が一枚、てっぺんに据えられているとずっと思い込んでいたんですけど、東西南北を向いて四枚なんですね。知らんかった。

こちらが西塔の水煙(解像度落としすぎ)。


↓こちらが東塔の水煙。


水煙一枚が1.9m、重さ100kgもあるそうです。
それが四枚。その上に宝珠があって…重っっ。
地震に一度も倒れない心柱をつくり、さらにその心柱のてっぺんにこの美しい水煙を据え置いた白鳳時代の技術者たちってどんだけ天才なん。