『ガリガリガリクソンの本当にあった
お~怖っな話100連発 ガリガリガリクソン著
講談社1週間ムック¥1200』
怪談本の中では異色の物件です。
P126のくせに1200円、裏表紙も表の表紙もいらっとくるデザイン。
買うか買わないか迷ったけど、初版でおしまいな感たっぷりな本だったので購入。
気になりつつも買わなかったら、すぐに店頭から消えてしまいそうで、それも惜しかったし。
わりとすぐに読了。ん~それなりにおもしろかったです。
しかしなんでこの本が1200円もするのか謎。100話めを読み終わったあと、この本に1200円も出した自分を恥じたというかなんつーか。
こんな口惜しい気持ちは買ってみないとわからない。でも買わないでいたら、きっと後悔してたろうしなー。うわー複雑。
感想です。
・心霊関係ないバカ話が適度に混ぜ込んであった。それもまた良し。
・代筆じゃなく、多分ガリクソン本人が執筆したと思う。ガリクソン芸がプンスカ匂う文章。
・プロの怪談作家はこういうネタを元に、ちゃんとした怪談話に仕上げているのかも。
・これは怪談の名を借りた芸人本と思うことにした。
ネタ的にはいいものを扱ってると思うんだけど、もうちょっと熱い文章かいてくれよガリクソン、ふざけてばっかじゃなくてさあ。心霊芸人として次につなげたいんだろ~?
まあガリクソンの芸見てたらそんな期待ムダかもしれないけど。